先々週は造園業者の協力のもとチッパーによる林内の枯れ枝を集めて処理、先週はキノコのホダギ制作と、毎週里山に関係する行事が続いています。20日(土曜)は、立ち枯れ伐採・処分とチェンソーの使い方や目立て講習会を行いました。
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立ち枯れ木の伐採 |
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エゴの木の立ち枯れが目立つ! |
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目立ての説明 |
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目立ての道具は使い方次第 |
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チェンソー使いは初めて! |
ホタル観察場所の林縁整備を地元の「中根地区里山保全会」の方々と一緒に行いました。
当該地は、従来、林縁に沿って道がありましたが、水田耕作を行わなくなったことや竹材の利用が無くなったこと等から道には大きな竹が生えて通行できる状態ではなかった。
伐採する竹は、直径20㎝もある太い孟宗竹で根元を切っても処分するのが大変、兎に角、倒すのに一苦労です。
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重機保有者が出動、道なき道を突き進む |
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開墾同様の作業 |
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片付け可能なサイズに |
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湧き水があるのでサワガニ出現 |
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伐採した竹の量がスゴイ |
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枝部分は焼却処分 |
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竹伐採して確保した広場で休憩 |
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出口まで開通 |
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通行不能の林縁部整備 |
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整備箇所を望む |
整備した場所で開催するホタル観察会が楽しみです。
里山観察会や生物観察の新フィールド誕生です。
秋はキノコの季節です。キノコに詳しい森林インストラクターを講師に迎え、我々が整備をしている森で観察会を行いました。
開催日:令和2年10月3日(土曜日)
時 間:10時~12時
場 所:滝まなびの森
参加者:里山の会ECOMO会員
以下、観察会の様子です。
こちらは、我々がホダギから制作した成果です。 |
広場で採取したキノコを並べ、講師の確認記録は以下の通りです。
ツキヨタケ科 | モリノカレバタケ属 | モリノカレバタケの仲間 |
アカチャツエタケ | ||
タマバリタケ科 | ツエタケ属 | ツエタケ |
ダイダイガサ増 | ダイダイガサ | |
ホウライタケ科 | ホウライタケ属 | ハリガネオチバタケ |
ホウライタケの仲間 | ||
ラッシタケ科 | クヌギタケ属 | チシオタケ |
クヌギタケの仲間 | ||
テングタケ科 | テングタケ属 | タマゴタケ |
コテングタケモドキ | ||
ウラベニガサ科 | ウラベニガサ属 | ベニヒダタケ |
ハラタケ科 | オオシロカラカサタケ属 | オオシロカラカサタケ |
シロカラカサタケ属 | アカキツネガサ | |
キツネノカラカサ属 | キヒダカラカサタケ | |
ホコリタケ属 | ホコリタケ | |
ナヨタケ科 | ヒメヒトヨタケ属 | ヒトヨタケ |
イネセンボンタケ | ||
アセタケ科 | アセタケ属 | アセタケの仲間 |
イグチ科 | アワタケ属 | アワタケ |
ヤマドリタケ属 | ヒメコウジタケ | |
ベニタケ科 | ベニタケ属 | ニセクロハツ類似種 |
ヒビワレシロハツ | ||
カワリハツ | ||
アイバカラハツモドキ(仮称) | ||
タマチョレイタケ科 | ウチワタケ属 | ツヤウチワタケ |
マンネンタケ属 | コフキサルノコシカケ | |
チャミダレアミタケ属 | チャカイガラタケ |
独り言:キノコはカビの仲間との事、種類が多く判別するのは困難でした。しかし、講師のお陰で楽しいキノコ観察会となりました。
里山自然の環境指標動物であるクツワムシを中心に、いつものフィールドに出かけてみました。今年も残念ながら鳴く虫に詳しい青年の参加がなかったが、秋の夕暮れ、高感度な聴力を持った子供達が参加してくれました。
開催日:令和2年9月19日(土曜)
時 間:午後5時~7時半
場 所:滝まなびの森周辺
参加者:里山の会ECOMO会員+α
オオミノガ発見(集合場所のコナラ) |
森と反対側のススキのヤブには、多くのキタキチョウが休んでいました。
また、マツムシを探している時になんと、偶然にナンバンキセルを発見しました。
キタキチョウ |
ナンバンキセル |
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一生懸命に探してくれる少年 |
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やっと確認・撮影できたスズムシ |
確認できた鳴く虫は、アオマツムシ、スズムシ、ハヤシノウマオイでした。残念ながらクツワムシの鳴き声に近い虫がいたようでしたが確認出来ませんでした。
今年は、8月に入って梅雨が空け、その後は猛暑が続いていました。例年、確実にクツワムシが確認できる場所にはマムシグサやウラシマソウが殆ど少なく、このことが影響していたのか不明です。